最近の連絡手段はスマホと相場が決まっていますが、それでも固定電話の需要が完全になくなったわけではありません。事業のため、あるいは引っ越しを機に固定電話を利用したいと考えた時に、どうやって加入すればいいのか、どれくらいお金がかかるのかを前もって知っておくと安心できます。そこで、固定電話の加入方法や料金について解説します。

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NTTの固定電話に加入する方法

まずは、昔から利用され続けている「NTTの固定電話(アナログ電話)」の加入方法について解説します。

NTTの固定電話の加入方法

NTTの固定電話に加入するためには、NTTのホームページから申し込む方法と、電話で申し込む方法の2つから選ぶことができます。自分にとって都合のいい方法で申し込んでください。

ホームページから申し込む際には以下のページにアクセスして手続きを進めてください。

NTT東日本:https://web116.jp/cgi-bin/location.cgi?T0000031
NTT西日本:https://www.ntt-west.co.jp/denwa/mousikomi/new/mousikomi.html

ホームページからの申込みの場合は、予約の受付後にNTTから詳細確認のための連絡が行われます。取付工事は、施設設置負担金等の入金が確認されてからとなります。

電話から申し込む際には、以下の番号にかけてください。

NTT東日本:局番なしの116または0120-116-000
NTT西日本:局番なしの116または0800-2000116

局番なしの116は、NTTの固定電話からかけることができます。後者の長い方の番号は携帯電話・PHSからかける場合の番号です。

NTT固定電話の2つのプラン

NTTの固定電話には「加入電話」と「加入電話・ライトプラン」の2つのプランが用意されています。

「加入電話」は、「施設設置負担金」を支払うプランです。施設設置負担金は36,000円で、契約料800円を合わせて初期費用となります。

「加入電話・ライトプラン」は、施設設置負担金を支払わなくていいプランです。契約料800円と交換費等工事費2,000円+αが初期費用となります。初期費用の負担が大幅に少ない代わりに、毎月の費用が施設設置負担金を支払うプランと比較して月額250円高くなっています。

つまり、初期費用が高いプランか、月額料金が高いプランのどちらかを選ぶということになります。また、加入電話・ライトプランは権利の譲渡や利用休止を利用することができません。それらを踏まえた上で、どちらのプランで契約するのかを決めてください。

加入の際に必要なもの

NTTの固定電話に加入する際には、身分を証明できるものが必要になります。主に以下のものを用意する必要があります。

・運転免許証
・健康保険証
・パスポート
・在留カード
・特別永住者証明書
・マイナンバーカード
・登記簿謄本や資格証明書、現在事項全部証明書(法人契約の場合)

NTT固定電話の他に固定電話を利用するには?

「固定電話が使いたいから、さっそくNTTに連絡だ!」ってのは、少し待ってください。固定電話を利用したいと思うのであれば、NTTの従来の固定電話の他にも主に2つの選択肢があります。

ひかり電話

1つ目は「ひかり電話」です。インターネットを利用する際にひく光回線を利用するもので、インターネット契約のオプションとしてひかり電話を契約することになります。その性質上「ひかり電話だけ使いたい」ということはできず、あくまでも光インターネットとセットで利用するというスタイルになります。

光回線は速度が早く通信品質がいいので、ひかり電話も通話品質が高いというメリットがあります。従来の固定電話と比較してノイズが少なく、クリアな音質で通話ができます。一方で緊急番号を除く特殊な電話番号が利用できない可能性があることと、停電時にはホームゲートウェイなどの装置が使えないことでひかり電話も使えないといったデメリットがあります。

なお、auとソフトバンクの光回線+スマホのセット割の適用条件に、ひかり電話の契約が必要であるという特徴もあります。これから光回線を契約しようと考えている人は、お使いのスマホとのセット割に対応した通信会社を探すのも有効な選択肢となるでしょう。

直収電話

もう一つは「直収電話」です。直収電話とは、NTTを介さずに提供されている固定電話サービスのことです。ベースとなる電話回線はNTTと同じ回線を利用しているのですが、NTTの通信設備は中継しません。

NTTの固定電話と比較して、電話加入権が不要であるという点が大きなメリットになります。また、基本料や通話料もNTTの固定電話より安いことが多く、長く利用し続けるにあたってはコストパフォーマンスの高さがメリットになります。しかし、NTTと契約していた頃に使えていたサービス(例えば、コレクトコールや伝言ダイヤルなど)が使えなくなるといった不便さがデメリットとなります。

固定電話の料金

通信契約で重要なポイントの一つが「料金」です。固定電話にかかる料金について説明します。

NTT・ひかり電話・直収電話の料金

NTTの固定電話は、プランと回線の種類と、級局かによって基本料金が異なります。加入電話(施設設置負担金を支払う方のプラン)の場合は月額1,450円~1,700円、加入電話・ライトプランの場合は月額1,700円~1,950円となっています。事務用の場合はこれに約800円が加算された金額になっています。これに、通話した分だけ通話料がかかります。

ひかり電話は、基本料金だけなら500円程度で済みます。これにキャッチホンやナンバーディスプレイなどのオプションを加えていくと月額料金が高くなるのですが、オプションがいらないのであれば毎月の負担は最小限になります。これに通話料が加算されますが、NTT固定電話ほど料金はかかりません。

直収電話も、NTT固定電話より基本料と通話料が安く設定されていることが多いです。また、契約と支払いを一つの事業者にまとめられるという点も金銭的なメリットになります。

NTT固定電話は「施設設置負担金」が必要

NTT固定電話の加入で最も金額的にネックになるのは「施設設置負担金」でしょう。これが以前は7万円以上していたというので驚きです。とはいえ、これだけで3万円以上の出費が必要になるので、決して無視できない金額です。支払いにより得られる「電話加入権」は相続も可能な財産ではあるのですが、現在ではほとんど評価額が付いていないのが現状です。

なお、施設設置負担金がかからないライトプランであれば初期費用はそこまでかかりません。ですが代わりに毎月支払う基本料がいくらか高くなってしまいますので、その点も考慮しなければならなくなります。

費用から見た3つの電話の特徴

費用面で見ると、NTT固定電話と比較してひかり電話と直収電話は安さの点で大きなアドバンテージを持つことになります。毎月の負担が少なく、初期費用も安いため、総合的な費用負担が少ないのがありがたいです。

また、光回線は契約の仕方によっては数万円クラスのキャッシュバックをもらえる可能性があります。回線の種類によっては契約中のスマホとのセット割が適用されることも踏まえると、費用的なアドバンテージは最も高いと言えます。ただし、ネットの利用料がそれなりの出費になることは忘れてはいけませんよ(一般的な光回線だと月額5,000円前後かかる)。

固定電話にも種類がある、自分に合った契約を

一言に固定電話と言っても、さまざまなタイプが存在することを理解しておく必要があります。それぞれ料金や品質に大きな違いがありますので、ご自分の「固定電話の利用スタイル」に合わせて最も適切なタイプを契約しましょう。特に料金面の違いは長く使うほどにその効力が大きくなりますので、きちんと調べた上でお得な条件で利用できる固定電話を選んでください。

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トオル

トオル

元大手通信会社に10年勤務していたトオルと申します。 自分自身、インターネットの難しさに触れ、自分なりに勉強しながら解決する、という経験を繰り返してきました。 インターネット回線やモバイルルーター、SIMなどの知識には自信があります。 「インターネットに関しての難しい」を少しでも簡単に、親切にお届けできれば、と考えています。 趣味:PC、スマホなどのガジェット、マラソン、釣り、マージャン 好きなお酒:ビール 好きな女性のタイプ:深田恭子 休日の過ごし方: 上記趣味とネットサーフィン